水戸で磯節全国大会 福島の緑川さん優勝

茨城新聞
2017年2月12日

日本三大民謡の一つ「磯節」の技量を競う第38回磯節全国大会(同実行委主催、茨城新聞社など後援)の決戦会が11日、水戸市千波町の県民文化センターで開かれた。予選を通過した30人が約750人の聴衆に向け、三味線などの伴奏に乗せて熱唱。福島県浅川町の緑川ふくさん(61)が日本一に輝いた。

大会には、一般、寿、少年少女の3部門で計402人が出場。一般の部には326人が参加し、予選会を勝ち抜いた30人が決戦会に進出した。緑川さんを含め10人が最終審査に挑んだ。

優勝した緑川さんは、40代から民謡を始め、2004年から大会に出場。準優勝や入賞の経験がある。緑川さんは「天にも昇るような気持ち。決戦会に進めなかった人たちの分まで、心を込めて歌った」と感激した様子。表彰式で優勝旗や賞状などが贈られた後、再び磯節を披露し、会場を沸かせた。

ほかの上位結果は次の通り。(敬称略)
▽準優勝 東梅育恵(川崎市)▽3位 小田かつよ(大阪府堺市)▽入賞 渡辺雄幸(宇都宮市)高橋幸雄(常陸太田市)武田常夫(宇都宮市)高橋紀子(栃木県那須塩原市)田山静江(那珂市)小池治雄(常陸大宮市)吉川晴男(龍ケ崎市)

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