「魔除けの逆柱」再び純白へ 日光東照宮・陽明門で修復作業

下野新聞
2016年9月28日
陽明門の逆柱に胡粉を塗る作業員=27日午前9時45分、日光市山内の日光東照宮

 「平成の大修理」が進む日光東照宮の国宝「陽明門」で、軸部と呼ばれる最下層部にある柱などを純白に仕上げるための胡粉(ごふん)塗りが行われている。27日には背面側から向かって右から2番目の「魔除(まよ)けの逆柱」の作業も始まった。

 門には12本の柱があり、「グリ紋」と呼ばれる渦巻きの文様が彫られている。逆柱は「建物は完成した瞬間から崩壊が始まる」という言い伝えがあることから、柱を逆さまに設置し不完全としたといわれている。

 胡粉は貝殻を粉にしたものなどが原料で、作業は小西美術工藝社彩色部門の職人が6人態勢で行っている。作業は乾燥させながら3度塗り重ねて仕上げるが、秋の長雨の影響で日程は遅れ気味という。

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