桜川・筑西市、広域バス実証実験へ 筑波山口まで10月から

茨城新聞
2016年7月21日

県南西地区の公共交通で、桜川市は10月から、つくば市と行き来する広域連携バスの実証実験を行う。利用実態などの結果を踏まえ、市北部地区への延伸を検討。筑西市も同様の計画でバスを運行し、下妻、常総両市も来年度以降、実施を検討する。各市はそれぞれ、市民の生活圏拡大や観光客の利便性向上につなげたい考えだ。

計画によると、桜川市は実験的に10月1日から来年3月末まで、同市役所真壁庁舎と筑波山口バスターミナル(つくば市)とを結ぶルートで片道16便(往復32便)のバスを運行する。距離は片道10・7キロ、所要時間は30分前後。

始発は真壁庁舎を午前5時50分発、最終は筑波山口午後10時45分発を予定。発着地を除き、県道41号沿いなど9カ所に停留する。筑波山口でつくば市のコミュニティーバス「つくバス」に乗り換えることで、つくば市中心部に向かうことができる。

桜川市企画課によると、市南部の市立紫尾小では現在、通学にデマンドタクシーを使っている児童もおり、バスをスクールバス代わりに通学にも活用してもらいたい考え。

同市では、1987年に筑波鉄道が廃止、2008年に市内の路線バスが廃止となってからは公共交通機関が一つもない状態となっている。

同課は「実証実験の結果を踏まえ、大和地区や岩瀬地区への延伸も考えたい」とし、「便利なバスだと印象を持ってもらえるよう市民の利用を促すとともに、観光客にも使ってほしい」と意気込む。

筑西市も10月から、JR下館駅から明野地区を経て筑波山口までの約16キロ区間を結ぶバスを1日7往復の計14本運行する。区間の所要時間は35~40分を想定する。発着地を除き、13カ所に停留する。同市も2008年に市内の路線バスが廃止となり、住民から公共交通整備の要望は強い。

筑西、桜川、つくば、下妻の4市は昨年12月、「公共交通網の広域連携を図る検討会議」を発足。6月には常総市も加わった。会議では、つくば市と県西地域とを結ぶバス乗り入れなどを議論し、下妻市と常総市は今後ニーズなどを調査して実施するかどうか検討する意向だ。

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