北茨城復興へ応援企画 映画プロデューサーの村田さん

茨城新聞
2015年10月28日

筑波久子の芸名で約50本の映画に出演した村田敏子さん=北茨城市出身=が、映画を通してまちの復興を応援しようと、「北茨城ハリウッド計画」を立ち上げる。11月に市内で開催するスタートアップイベントを皮切りに、バイク愛好家の休憩所を2017年に新設。20年にはクリエーター養成学校を市内に開校し、世界へ映画コンテンツを販売する基点としていく考えだ。
 11月14日午前10時から午後9時まで開催するスタートアップイベントは「ホーリーローリングサンダーラリーIN北茨城」と銘打ち、同市関南町の市漁業歴史資料館「よう・そろー」でロックコンサートやバイカーファッションショー、ペアツーリングなどを行う予定。コンサートには伝説のロックンローラCools(クールス)などが出演する。15日はハーレーやスポーツバイク愛好家がフリーツーリングし、市内観光などを楽しむ。
 映画プロデューサーでもある村田さんが今回のイベントをドキュメンタリー映像にまとめ、今後の映画制作の資料映像とする。17年にはバイク愛好家の休憩所を市内に設けるとともに、イベントを拡大する方針で、地域活性化や地方創生の一助にもつなげたい意向だ。
 村田さんは「バイカー目線でドキュメンタリーを撮ることで観光資源の再発見や、映画の撮影で(北茨城市が)使われることで新たな観光資源の開発につながればいい」としている。

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