下野市三王山ふれあい公園 3月11日、全面オープン 子ども遊具など充実

下野新聞
2018年3月9日

 【下野】市が整備を進めていた三王山の三王山ふれあい公園が完成し、11日にオープン式典を行って全面供用開始となる。同公園は新4号国道に隣接する薬師寺の「道の駅しもつけ」から東へ約3キロの場所にある。10・4ヘクタールの市有地に、古墳と平地林を活用した都市公園として2013年から5年をかけて整備してきた。

 総工費は7億2590万円。高さ10メートルの丘がある約1ヘクタールの展望広場を中心に、約1ヘクタールの中央広場(イベント広場)、約8100平方メートルの東広場1(多目的広場)、約6100平方メートルの東広場2(同)と三つの古墳などで構成されている。

 東広場2には子ども遊具2基、アスレチック遊具、健康遊具5基が備えられ、ウオーキング・ジョギングゾーンも完備。駐車場は第1、第2合わせて149台分が整備された。

 16年7月には、夏休みのスタートに合わせてオートキャンプ場とドッグランが一部先行して供用開始となっていた。オートキャンプ場は約20カ月で約3900件、延べ9100人の来場者を記録。ドッグランは延べ6274頭が使った。

 市は第2次市総合計画では将来像を「ともに築き 未来へつなぐ 幸せ実感都市」を目指し、重点プロジェクトとして同公園の整備推進を挙げていた。4月1日からは、道の駅しもつけが指定管理者として公園の管理運営を行うことになっており、公園でもキャンプに使える地元野菜の販売などを行う予定。

 広瀬寿雄(ひろせとしお)市長は「さまざまな方が利用できる公園として整備した。自然がいっぱいの公園なので多くの人に利用していただければ」と呼び掛けている。

地図を開く 近くのニュース