孤高の彫刻家、村山琴泉(群馬・前橋市出身)に光 群馬県立近代美術館で特別展示
上毛新聞
2026年10月16日

群馬県前橋市出身の彫刻家、村山琴泉(1885~1967年)に焦点を当てた特別展示が11月8日まで、群馬県高崎市の県立近代美術館で開かれている。観音や大黒、農民、漁師を題材とした木彫刻をはじめ96点をそろえた=写真。
技巧に優れ、造形や表情 が繊細に表現されている。直立する姿に気迫がみなぎる「天狗(てんぐ)像」、まきを背負いながら月を仰ぐ「観月」を展示。李白や千利休といった偉人、歯を見せ笑う庶民の姿も刻んだ。
琴泉は東京の牙彫(げちょう)家の下で修行し、万国博覧会に出品したり、作品が宮内省御用品になったりした。25歳で帰郷後は団体展から遠ざかった。館の担当者は「孤高の彫刻家である琴泉展は初めて。業績を知ってほしい」としている。
観覧料は一般300円など。月曜と13日は休館(祝日12日は開館)。
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