前橋国際芸術祭が開幕 12月20日まで 中心市街地で内覧会

前橋市の中心市街地を会場に、多様なアートの作品展示やプログラムが展開される前橋国際芸術祭が19日開幕する。18日には報道向けの内覧会が開かれ、国内外のメディア関係者約170人が参加した。官民連携で進む街づくりの足跡を感じながら、地域の歴史や文化を落とし込んだ作品を鑑賞して回った。
内覧会を前に、実行委員長兼総合プロデューサーを務めるジンズホールディングス会長CEOの田中仁さんは「芸術祭はこれまで10年間やってきた街づくりの延長」とあいさつ。「アートは世界に届く力がある。前橋が選ばれる街になるためにアートの力を未来につなげられるか。芸術祭はその実験でもある」と強調した。
内覧会はプログラムディレクターの宮本武典さんの案内で進み、展示会場となるアーツ前橋や中央通り商店街、ハウゼビル、まえばしガレリアなどを歩いて回った。各所で制作を担ったアーティストが作品を解説。桐生の織物や前橋の空っ風、街中にかつてあったパブなど、作品に影響した風土や地域の人との関わりについて紹介した。
芸術祭は同市の街づくりビジョン「めぶく。」が策定されて10年に合わせて企画された。隔年で開催し、街の変化を経年で体感してもらうことをコンセプトに掲げる。
初開催の今回は現代アートに限らず、建築や音楽、詩、演劇、食などさまざまな領域から160人以上のアーティストが参加。地域と協働する30以上のプログラムもある。総事業費は約3億円で150社以上の民間企業からの寄付や、文化庁の補助金を活用する。
会期は19日~12月20日の80日間。午前10時~午後6時、水曜閉場。各有料会場に入れるパスポートはオンラインやアーツ前橋などで販売する。一般3千円、高校生以下無料。
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