一つテンヤでマダイ狙い 日立・会瀬沖 手軽で人気の船釣り 茨城

茨城新聞
2026年9月11日

高級魚の代表としておなじみのマダイ。茨城県の船釣り対象魚として根強い人気がある。船釣りは難しく思われがちだが、複雑な仕掛けを使うわけでも、重いさおでの体力勝負というわけでもない。比較的手軽に始められる「一つテンヤ」のマダイ狙いを紹介したい。

道具は専用仕掛けが必要となるが、レンタルロッドを用意する船宿も多く、最初はそれで十分。しかしマイタックルで臨みたい方は、当店でもさまざま取りそろえているのでご相談を。

ゲストのカサゴ

私のタックルは2.3メートルの一つテンヤマダイ専用ざおに、シマノのスピニングリールC3000HG。PEライン0.8号を200メートル巻き、リーダーとしてフロロカーボンラインの2.5号を約6メートル結んだ。仕掛け部分の「テンヤ」は4号~10号を準備した。

釣行した8月下旬の海はは風もなく穏やか。過ごしやすい一日だった。お世話になった久慈漁港「大さん弘漁丸」は大型で揺れも少なく、中乗りのアドバイスやサポート体制も充実。実に入門者向けの船宿だ。

午前5時前、釣り人が集まり始め一気ににぎわってきた。席順が決まり乗船すると片舷6人ずつの12人と大盛況。マダイ人気の程がうかがえる。

一つテンヤに餌のエビを付ける

港を出た船は北上し、同県日立市会瀬のやや北、水深約15メートルの比較的浅場のポイントに到着し、スタートとなった。開始早々に船中でアタリがありゲストのカサゴが上がったようだ。他にベラの猛攻に合いながらもカサゴ、ウスメバルがポツポツと釣れていた。

ポイントを移動するもベラの猛攻は変わらず。そんな中でも「マダイ釣れたよ」の船長アナウンス。小さなポイント移動を繰り返し、そのたびに数匹ずつ上がっていた。

しかし私には一向にマダイが掛からない。アタリはあるがアワセがうまくいかず掛けきれなかったり、掛けてもバラしてしまったりと、2年ぶりの一つテンヤに勘も鈍り悪戦苦闘。

そうこうするうち、サイズはごくごく小さいが、本命が掛かり、ようやく顔を見られた。小さいながらもさすがはマダイ。強烈な引きで楽しませてくれた。その後1匹を追加。カサゴ、ショウサイフグも釣れて、一つテンヤマダイはやはり面白い、と再認識した。

この日船中では、1.5キロを頭に1キロ超が4匹。さお頭は7匹だった。2番手も6匹としっかり釣果が出ていた。ゲストもイナダ、アイナメ、カサゴ、ソイ、ヒラメ、ウスメバル、ショウサイフグなど多彩。いろいろな魚種が釣れるのもこの釣りの面白みだ。

私自身はふがいない結果だったが、やはり「一つテンヤマダイ」はまた行きたい釣りだ。近々リベンジしたい。参考までに、この日以降、釣果がさらに良くなってきているようだ。(上州屋日立店・栗田雅博)