視点交差、「別回路」導く 30日まで群馬・アーツ前橋で若手作家7組の「ぬけみち展」
上毛新聞
2026年8月9日

社会や都市、他者と向き合うことで生まれる新たな可能性や関係を表現した「ぬけみち展 かわす・つくる・ともにいる―生きるための回路」がアーツ前橋(群馬県前橋市千代田町)で開かれている。現代アート作家やデザイナー、写真家ら若手作家7組による約25点が並ぶ。30日まで。
会場に入ると 「あなたは必ず幸せになる」と示すネオンサインが来場者を照らす。劇作家、山本卓卓(すぐる)さんの戯曲を舞台作家の三野新さんが展示に落とし込んだ上演型インスタレーションだ。1階から地下1階に続く大規模なつくりで、舞台を流れる声に導かれながら「上」と「下」、そして自分自身の三つの視点を行き来する。物語の世界に入り込んだような感覚は、自分との距離を見つめ直す機会を提供する。
「ありえたかもしれない文字」を探る展示や「仮想的な地下都市」を創り出す映像など、「ぬけみち」は作家によってさまざまに表現される。担当学芸員の高橋由佳さんは「7組7様の生き方や考え方に触れて、別の回路を見いだすきっかけになればうれしい」と呼びかける。
午前10時~午後6時(入場は同5時半)。水曜休館。一般800円、高校生以下無料。問い合わせは同館(☎027-230-1144)へ。
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