環境問題や命テーマ 茨城・筑西 洋画家・大石さんが個展
茨城新聞
2026年7月3日

美術集団「ノン・ブラック」の代表で茨城県常陸太田市在住の洋画家、大石展子さんの個展が、同県筑西市のザ・ヒロサワ・シティにある廣澤美術館交流会館で開かれている。環境問題や命をテーマに、鑑賞者に訴える迫力ある大作が並ぶ。同展は8月9日まで。
大石さんは福岡県久留米市生まれ。1969年に斉藤義孝氏と同集団を創設した。地球環境や外来種の問題に危機感を抱き、命の大切さや人間の愚かさを考えさせる作品を描き続けている。
今展では、約30年前から近年までの作品14点を展示。大作「不都合な真実(浮遊)」は、大量のごみやマイクロプラスチックが漂う海の中を泳ぐサンマの大群が描かれている。大群が向かう先には人間が仕掛けた漁網がある。赤と黄色が印象的な「方舟(地球発)」は、暗いニュースの載った新聞の切り抜きや動物のつがい、世界地図がモチーフとなっている。
「繋(つな)ぐ命」をテーマにした今回の個展を、大石さんは「生命再生と消滅について、より多くの方々と考える機会にしたい」と話す。
入場無料。月曜休館。午前10時~午後5時(入館は同4時半まで)。
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