「小栗最中」は小判型 群馬・高崎市の「微笑庵」が新作の和菓子 小栗上野介の功績にちなみ

上毛新聞
2026年6月26日

小栗様のストーリーを感じられるお菓子を―。群馬県高崎市剣崎町の和菓子店「微笑庵」(宮沢啓社長)が、高崎市ゆかりの幕臣、小栗上野介忠順(ただまさ)の功績と精神性を表現した新商品「小栗最中」を開発した。国家財政をつかさどる勘定奉行として日本の近代化に尽力したり、不公平だった米国との為替レートの改正に貢献したりした功績を象徴し、小判型になっている。小栗の生誕の日にあたる6月23日から本格的に販売している。

小栗は、 幕末に勘定奉行・外国奉行を務め、遣米使節団の一員として渡米。西洋の先進的な制度や技術を学び、日本の近代化に向けた改革を推進した。微笑庵はこうした小栗の先見性や未来を見据える志を和菓子で表現しようと、約3カ月かけて開発。あんには、希少な国産高級小豆として知られる丹波大納言と、能登大納言を使用し、しっとりとした甘さが特徴だ。

パッケージデザインには、未来永劫(えいごう)の繁栄を意味する吉祥文様「青海波」を採用している。宮沢社長は「小栗の人柄や生きざまをもっと知りたいと思うきっかけになるお菓子になればうれしい」と話している。

微笑庵は1930年創業の老舗和菓子店。県産ブランドイチゴ、やよいひめを中心に極上品のイチゴを使用した「ちごもち」が、看板商品として人気を集めている。今回の小栗最中は、市小栗上野介プロジェクト推進協議会が進める認定商品の一つ。8個入り1セットで、税込み2160円。問い合わせは微笑庵(☎027-343-3026)へ。