険しい山道の先に現れる群生地 日光市の庚申山で“天然記念物”コウシンソウ愛らしく
下野新聞
2026年6月14日

梅雨の時季を迎え、栃木県日光市足尾町の庚申山(1892m)の岩肌に、国の天然記念物「コウシンソウ」が薄紫色の愛らしい花を咲かせている。10日は山頂部が霧に覆われたが、小さな花が静かに深山を彩っていた。
コウシンソウは背丈約6~7cmの食虫植物で葉と茎から粘液を分泌し、付着した虫から栄養を吸収する。日光市足尾観光課によると、開花は年々早まっていて、今年は今月上旬に咲き始めた。ピークは過ぎつつあるが、あと半月は見られるという。
群生地は一般車両を止めるゲートから歩いて4時間弱の距離にあり、終盤は急勾配の上級者向けの山道を進む。「お山巡りコース」のツル・カメ岩の岩肌に多く群生し、ピンクのユキワリソウと共に楽しめる。
日光市足尾観光課の担当者は「クマの目撃は少ないエリアだが、しっかり準備をして登ってほしい」と呼びかけていた。
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