昭和の青春 思い出展示 神栖・横田さん アイドルのサイン 映画ポスター 茨城

茨城新聞
2025年12月6日

「携帯の無い青春展~あの頃携帯電話が無くてよかった~」と題した展示が茨城県神栖市溝口の市中央公民館ロビーで開かれている。「昭和100年」の節目に昭和時代を懐かしんでもらおうと、イベント企画などを行う市民グループ「EAST WIND」が主催。アイドルの直筆サインや映画ポスター、雑誌など約100点が並ぶ。12月19日まで。

展示しているのは全て同グループ代表の横田文弘さん(69)の私物で、70年代後半~80年代の思い出の品。知人から譲り受けたという松田聖子さんやピンク・レディーらの直筆サインや1983年の開業当初の東京ディズニーランドチケットなど、貴重な展示が数多くある。プッシュ式の公衆電話やハローキティの缶バッジなども。エッセイスト・酒井順子さんの作品「携帯の無い青春」の目次に沿った物を、自身のコレクションからえりすぐったという。

開館時間は午前9時~午後5時。月曜休館。横田さんは「あの頃は『一生懸命やればどうにかなる』と思えた時代だった。展示を見て、当時の空気感を思い出してもらえたらうれしい」と話し、来場を呼びかけた。