国道50号の歴史紹介  桜川・筑西でパネル展 航空写真やクイズも 茨城

茨城新聞
2025年3月7日

北関東自動車道桜川筑西インターチェンジ(IC)に接続する国道50号線の4車線区間の延伸を記念し、茨城県桜川市東桜川の市生涯学習センター「さくらす」など近隣3施設でパネル展が始まった。クイズや航空写真などを通し、国道50号の歴史や整備の変遷、4車線化による事業効果などを紹介している。19日まで。

延伸工事は国土交通省が2009年度に事業化し、同市長方から同市中泉までの約1.2キロ区間を2車線から4車線に拡張した。17日午前10時に開通する。08年に4車線化した区間と合わせると、IC周辺では計2.2キロになり、渋滞の緩和や交通事故の減少などが期待される。

パネル展は、国交省常陸河川国道事務所が主催し、さくらす、道の駅グランテラス筑西、桜川市役所大和庁舎の3カ所で行う。

さくらすでは、大名の参勤交代や商人の往来に使われたという江戸時代の歴史や、地域のにぎわい創出や交通円滑化を含め事業効果を解説したパネル6枚を紹介。整備の変遷を表した航空写真やテープカットを模擬体験できるフォトスポットも公開している。

展示を見学した大塚秀喜市長は、「渋滞や交通事故といった問題が解消できて、市民の皆さんにとってありがたいこと」と期待した。同事務所の佐近裕之事務所長は「利便性や交通安全性が向上できるよう、引き続き整備を進めたい」と話した。

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