那須どうぶつ王国でホッキョクオオカミの赤ちゃん2頭誕生 7月下旬から一般公開へ

下野新聞
2024年6月27日

栃木県那須町大島の那須どうぶつ王国は、希少な白いオオカミ「ホッキョクオオカミ」の赤ちゃん2頭が誕生したと発表した。那須どうぶつ王国によると、ホッキョクオオカミの繁殖は国内の動物園で初めて。7月下旬から一般公開を予定している。

赤ちゃんは雄と雌で、那須どうぶつ王国で飼育する5歳の雄「アザリー」と8歳の雌「シンラ」のペアから5月16日に誕生した。

刺激を与えないように見守り、今月2日に初めて健康状態を確認した。22日時点の赤ちゃんの体長はいずれも約40センチ、体重は雄が約3910グラム、雌が約3010グラムだった。

ホッキョクオオカミは北極圏に生息する絶滅危惧種で、国内の動物園では那須どうぶつ王国など2カ所のみで飼育している。那須どうぶつ王国ではアザリーを2020年7月にドイツ、シンラを同11月にチェコの動物園からそれぞれ受け入れ、繁殖を試みていた。

担当飼育員の松本未咲さん(27)は「4年たって待望の赤ちゃんが生まれた。順調に育っているのでうれしい」と話している。

【画像】誕生したホッキョクオオカミの赤ちゃん(那須どうぶつ王国提供)

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