栃木・益子舘里山リゾートホテルのサウナがリニューアル 斜めに寝転べる&水風呂にもこだわり
栃木県益子町益子の宿泊施設「益子舘里山リゾートホテル」はこのほど、サウナとロビーをリニューアルした。森をコンセプトに非日常感の演出に努め、サウナは斜めにもたれかかるように寝転び、足をかけられる構造にするなど、さまざまな工夫を凝らした。地域一体で観光面の魅力を高めるための観光庁の補助事業を活用して整備し、首都圏からの誘客強化を図る。
同施設によると、サウナの斜めに寝転び足をかけてくつろぐことができる構造は全国的にも珍しいといい、通常のサウナでは温めづらい足元も温めることができる。また入浴者自身でサウナストーンに水をかける「セルフロウリュ」が可能なサウナマシンも導入。森をイメージした内装で非日常を体感できる。
特に人気の高い男子サウナは広さを約1.5倍に拡張し、約10人が同時に利用できるようにしたほか、サウナが設置されている浴場には立ったまま入浴できる水深1.1メートルの水風呂を設けた。女子サウナの外にも低温が苦手な人も足だけ入れる水風呂を用意した。
ロビーにはカフェを設けた。「オロナミンC」と「ポカリスエット」を合わせた飲み物で、サウナ後に人気の「オロポ」や地ビールなどを販売する。
町内の複数事業所が一斉に設備を改修し、地域の魅力を一体的に高める観光庁の事業を活用して整備した。同施設ではリニューアル後、日帰り温泉の利用が約2倍に増えているという。同施設社長室の高橋勇滋さん(24)は「町全体で魅力を高めていきたい。町を訪れてファンとなり、リピートしてほしい」と話している。
日帰り温泉入浴は午後3~8時(サウナは4時から)。平日大人1000円、土日祝大人1500円。
(問)同ホテル0285・72・7777。
⇒宇都宮の市街地にある貸し切りサウナ 個人でカップルで…他人の目を気にしないで“整える”のが人気
地図を開く | 近くのニュース |