コラボ宿泊プラン 酒蔵見学や清酒提供 亀の井ホテル潮来と愛友酒造 茨城

茨城新聞
2024年4月24日

マイステイズ・ホテル・マネジメント(東京都)が運営する「亀の井ホテル潮来」(茨城県潮来市)は、同市の愛友酒造と連携した宿泊プランの提供を始めた。宿泊客向けに酒蔵見学のほか、夕食時に地場食材や清酒を楽しめる特典を付ける。地域に根差した体験型企画をアピールし、地元経済の相乗効果を図る。

売り出したのは「土地の恵み会席 愛友酒造の酒蔵見学付きプラン」。
内容は、酒蔵見学のほか、見学時に同酒造の人気酒「KURADASHI大吟醸」(300ミリリットル瓶)を1人1本提供する。夕食時には酒に合う特別の一品料理を出す。

一品料理は、4~6月が旬の鹿島灘特産のハマグリを同酒造の酒で蒸した「はまぐりの酒蒸し」。つけだれには同酒造の酒かすを使った特製だれを提供する。

酒蔵見学は入場無料。1回の所要時間は30~40分。プランの販売は5月31日まで。

コラボプランについて同酒造の兼平理香子社長は「土地の水や酒は食材と合う。県外の人にぜひ楽しんでほしい。この地の魅力を一緒に発信できれば」と期待を込めた。

同ホテルは、かんぽの宿を引き継ぎ、マイステイズが運営。グループでは全国のかんぽの宿を承継しており、茨城県内では大洗でも運営している。筑波山の観光ホテル「つくばグランドホテル」(同県つくば市筑波)も経営を引き継ぎ、名称を「亀の井ホテル 筑波山」に変更した。