笠間つつじまつり 4月13日開幕 8500株、GW見頃ピーク 茨城

茨城新聞
2024年4月12日

茨城県内屈指のツツジの名所、同県笠間市笠間の笠間つつじ公園で13日、「第53回笠間つつじまつり」(笠間観光協会主催)が開幕。同協会によると、開花は4月下旬に最盛期となる見込みで、ゴールデンウイーク(GW)が見頃になりそうだ。各週末にはおはやし演奏などのイベントが予定されている。

同公園は標高143メートルの小高い山にある。約7ヘクタールにわたる園内には「霧島」「日の出」など25品種のツツジが約8500株植えられている。山の斜面を巡ったり、見晴らしの良い頂上の広場に登ったりして、「花の海」の散策を楽しむことができる。

期間中は土、日曜日を中心に企画イベントが繰り広げられる。初日の13日と27日には、笠間茶道会による呈茶席がある。期間中、おはやしや和太鼓の演奏も予定され、今年は笠間稲荷ばやし保存会など市内団体に加え、水戸、石岡、小美玉各市の団体も出演する。

足腰が不安な高齢者に喜ばれた電動車椅子(4台用意)の無料貸し出しを今年も実施。「道の駅かさま」(同市手越)と連携したサービスも初めて試みる。

昨年の来場者数は約3万4300人。同協会は「昨年は開花が異例に早過ぎて、GWにはピーク超えしていた。今年は4月下旬が一番の見頃になりそうで、陶炎祭(ひまつり)(陶器市)や笠間稲荷神社からの回遊も増えるだろう」と見込んでいる。

まつりは5月6日まで。見頃になってからの入場料は大人と高校生以上500円(見頃になる前は300円)、中学生以下無料。問い合わせは同観光協会(電)0296(72)9222。