3年ぶりにオープン 栃木の宮スケートセンター

下野新聞
2022年1月10日

 【栃木】千塚町にある市内唯一の天然リンクの屋外スケート場「宮スケートセンター」が9日、3年ぶりに一般オープンした。

 2020年は暖冬で氷が張らず、21年は新型コロナウイルス感染症の影響でオープンが見送られていた。先月中旬から天然の氷が張り、地域住民でつくる吹上地区まちづくり協議会が整備を進めてきた。

 待望のオープンとなったこの日、親子連れなど約150人が訪れ、氷の上を笑顔で滑った。30年ぶりに訪れたという大平町榎本、会社員河田浩一(かわだこういち)さん(50)は「自転車で来ていた中学生の頃を思い出す。開放的で気持ちが良い」と当時と変わらない良さを語った。

 同スケート場は1958年、田んぼを活用してオープンした。2011年に管理者の男性が亡くなり閉鎖したが、復活を求める市民らの声を受けて同協議会が中心となって19年に再開した。

 同協議会の酒巻幸夫(さかまきゆきお)会長(60)は「また再開することができて良かった。子どもたちも来てくれてうれしい」と話す。

 今季の営業は10、15、16、23、30日。午前10時~午後3時(15日は午後5~8時)。(問)吹上公民館0282・31・1792(平日のみ)。