多肉植物1000種8万株 販売施設 きょうオープン 大田原

下野新聞
2021年11月6日

 【大田原】市内の建設会社による多肉植物の栽培・販売施設「多肉園おひさま」が6日、花園にオープンする。県内最大級という約1200平方メートルのハウスに千種類以上、約8万株の多肉植物を取りそろえる。

 多肉植物は、新型コロナウイルス禍の中で室内を彩る癒やしの存在として、女性を中心に人気が高まっている。紫塚4丁目、建設会社「アーネスト」の舘林義之(たてばやしよしゆき)代表取締役(49)が多肉植物に着目し、同社の新規事業として施設を整備した。

 昨年10月から花園でハウスを借り本格的に栽培。「元気で美しい花」をテーマに、葉を土に挿す「葉挿し」などで株を増やした。現在5人態勢で運営。徳淵舞(とくふちまい)農場長(37)は「花のようにきれいでかわいい色と形にこだわっている。栽培の様子も見てほしい」と話す。

 ハウスでは、セダムやエケベリア、クラッスラ、カランコエなどを栽培する。取り扱う植物を増やすため、全体の約2割を国内外から仕入れて栽培。苗にしてから販売する。価格帯は500~千円で、希少な苗では2万円近いものもある。

 来園者の疑問にしっかり応えられるよう、当面の間は完全予約制。今後、ハウス(約1600平方メートル)をもう1棟借りるほか、露地栽培にも取り組む予定。舘林さんは「皆さんに喜んでもらえるよう準備してきた。ぜひ来て驚いて楽しんでほしい」と話している。

 (問)同園090・2476・4652。(小倉一樹(おぐらかずき))

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