夜の大田原を楽しくはしご 割安チケット販売中 10日から「ぶらり酒」

下野新聞
2020年9月8日

 【大田原】市内の飲食店で気軽に「はしご酒」を楽しめる「大田原まちなかぶらり酒」が10~19日に行われる。大田原商工会議所や大田原商店連盟などによる実行委は、各店自慢の1フード1ドリンクをお得に味わえる「ぶらり酒セット」のチケットを販売している。

 割安チケットを用意することで「いちげんさん」にも気兼ねなく入店してもらい、夜の大田原の魅力を再発見してもらおうと、2年前から行っている。

 今年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、当初予定していた6月の実施は見送った。現在は市民に「新しい生活様式」が浸透しつつあることや、各店の感染防止策が整っていることを踏まえ、コロナ禍に苦しむ飲食店を元気づけようと再度企画した。老舗料亭やスナック、ラーメン屋など、新規の6店を含めた計43店が参加する。

 中田原のすし店「たわら寿」では、チケット2枚で「お刺身3点盛り&甘鯛(あまだい)うろこ焼き」と「地酒3種」のセットを用意。店長の遅沢利尚(おそざわとしなお)さん(43)は「店側は常に感染防止策に気を配っているので、ぜひ新しいお客さんにも足を運んでもらい、楽しい時間を過ごしてほしい」と話している。

 マップ付きチケット(4枚つづり、4千円)は同商議所やトコトコ大田原などで販売中。余った分は26日まで、1枚千円として各店で利用可能。「山和タクシー」でも利用できる。

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