大小こいのぼり30匹すいすい 常陸太田・鯨ケ丘ふれあい広場
茨城新聞
2020年4月19日
常陸太田市の中心商店街にある「鯨ケ丘ふれあい広場」に、大小のこいのぼり合わせて約30匹が飾られ、春風に乗って気持ちよさそうに泳いでいる。
広場には鯨をイメージした小山があり、中央に高さ12メートルほどのメインの柱を立て、長さ約8メートルの2匹のコイが優雅に泳ぐ。支柱から四方にロープが張られ、ここには1~5・5メートルほどの色とりどりのこいのぼりが飾られている。
鯨ケ丘商店会(渡辺彰会長)が、市民団体「鯨ケ丘倶楽部」(藤田謙二代表)の協力を得て設置した。「和暦の時間が流れる街-スロータウン鯨ケ丘」をテーマにした街づくりの一環。新型コロナウイルスの感染拡大などを受けて、中止することも検討したが「車の中から楽しめる」「季節の行事や風習を大切にしたい」-などの思いから実施に踏み切った。
5月31日まで展示する予定で、商店街の中には武者人形などを展示している店も。同商店会の大貫隆志副会長は「随分と悩んだが、下ばかりを向いてもいられない。少しでも季節を感じてもらえる時間を提供できれば」と話す。
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