桜川・雨引観音 福願い、だるま名入れ

茨城新聞
2019年12月21日

桜川市本木の雨引山楽法寺(雨引観音)で、年末恒例のだるまの名入れが大詰めを迎えている。境内では20日、本堂(観音堂)の大掃除も行われ、正月を迎える準備を整えた。

だるまは家内安全や商売繁盛などを願う初詣客らに縁起物として販売される。高さ5~75センチのだるま4千個が産地の群馬県高崎市から取り寄せられ、名入れ作業は10日ごろから境内の絵馬堂で始まった。

僧侶の高嶋晄精さん(41)は「今年は自然災害が多かった。新年には好景気や防災を願う人が多い。願いがかなうよう思いを込めて書いている」と話し、だるまの背に筆で「雨引観音」と丁寧に名入れをしていた。

雨引観音は、安産や子育てに御利益があるとされる名刹(めいさつ)。元旦は午前0時からごま祈祷(きとう)が行われ、初詣客らを迎える。

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