砂浜からヒラメ狙う 地形や潮流見極め、攻略 茨城・鹿島灘サーフ

茨城新聞
2026年9月4日

茨城県の太平洋沿岸に広がる「鹿島灘サーフ」。どこまでも続く砂浜、打ち寄せる波、そして朝日に照らされる水平線。その雄大な景色は、多くのアングラーを魅了する。
 
 近年はヒラメやマゴチを狙うルアーフィッシングの人気フィールドとして注目され、県内はもちろん、県外からも多くの釣り人が訪れている。
 
 サーフフィッシングはポイントによって海底の地形や流れが異なり、離岸流、カケアガリ、潮目など、魚が集まりやすい場所を探りながら釣りを展開する。
 
 同じ場所でも日によって状況は大きく変化し、「昨日釣れたから今日も釣れる」とは限らない。波の高さ、風向き、潮の動き、水の濁りなど、さまざまな条件を考慮しながら答えを探す奥深さがある。
 
 今回狙うヒラメは鹿島灘を代表する人気ターゲットで、本命を求めてキャストを繰り返す時間には独特の緊張感がある。広い海へ向かってルアーを投げ、ただ巻くだけのように見えても、ルアーの種類や重さ、巻く速さ、通すコースによって釣果は変わってくる。
 
 そして、突然訪れる強烈なアタリ。そこから始まる魚とのファイトは、何度経験しても心が躍る。青物の回遊やシーバス、思いがけない大物が姿を見せることもあり「何が釣れるのか分からない」という期待感も、サーフフィッシングならではの楽しさだ。
 
 今回の釣行は8月下旬。メタルジグを遠投し、潮の流れやベイトの有無、地形などを探りながらゲームを組み立てていく。波打ち際の地形を見ることも重要。掘れていたり、高低差があったりする所はヒラメの好む離岸流が発生している可能性がある。釣り歩いていると良い地形と、沖へ向かう離岸流の筋を発見した。
 
 メタルジグの「オフベイト30g」をキャスト。離岸流に入るとリールのハンドルが重くなる。ルアーが浮き上がるような感触に続いて手元まで響く強烈なバイト。根掛かりがほぼないサーフの釣りでは魚のアタリは分かりやすい。すぐさまフッキングを入れ魚とのファイトが始まる。
 
 サーフでの魚とのやりとりでは確実に取り込むコツがある。まず必要以上にロッドをポンピングしない。ヒラメの口は硬く、貫通せず針が乗っただけの場合があり、テンションが緩んだタイミングで針が外れてしまうことがあるためだ。
 
 次に魚の引きに対して無理に寄せようとはせず、引きのときはテンションが緩まない程度にリールの巻きを遅くし、魚の突っ込みが止まるまで待とう。これは口切れを防ぐため。最後に波打ち際まで寄せたら、波の力を利用してタイミングよく浜にズリ上げる。上がってきたのは約50センチの立派なヒラメ。これだからサーフの釣りはやめられない。
 
 当店ではサーフの釣りに必要なアイテムを多数取りそろえている。経験者も、これからの人も大歓迎。釣りの話で盛り上がろう。(キャスティング鹿島神栖店・田中大智)