栃木県内にいまも生き残る貴重な銭湯 浴場に富士山と桜…壁画が14年ぶりに新しく
下野新聞
2026年6月26日

栃木県小山市内唯一の銭湯「幸の湯」(小山市城山町2丁目)で22日、浴場の壁のペンキ絵が14年ぶりに描き換えられた。男湯には満開の桜に彩られた荘厳な富士山がお目見えし、浴場の雰囲気を一新させた。
幸の湯は、栃木県公衆浴場業生活衛生同業組合に加盟する残り3軒の銭湯の一つ。描き換えは前回の2012年に続き、国内に数人しかいない銭湯絵師の中島盛夫さん(81)=東京都=が担当した。
店主の星良則さん(66)の要望を踏まえ、男湯は前作に続いて富士山をモチーフとした。中島さんは縦3.5m、横5.5mの壁に、弟子とローラーやはけで山肌を塗り、山頂の雪は筆を使って繊細に表現。周囲には淡いピンクの桜と柔らかな緑の山もあしらった。
この日は定休日だったが、常連客も駆け付け、様子をじっと見つめていた。中島さんは「桜はめったに描かないが、たまにはと思って」と満足げ。星さんは「今までと色合いが変わり、常連さんにも変化を楽しんでもらえるはず」と笑顔で話した。
⇒栃木県小山市に残っている唯一の銭湯 地元企業からの「応援」を形に
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