シンボルの電気機関車「デキ」搬入 群馬・下仁田町が下仁田駅敷地内に整備中の「街なか活性化拠点施設」

群馬県下仁田町が上信電鉄下仁田駅の敷地内に整備中の「街なか活性化拠点施設」に13日、上信電鉄から譲渡されたデキ車両が設置された。トレーラーの荷台からクレーン車で下ろされ、地元の小中学生が作業を見守った。施設は2026年度中に完成する予定で、デキは施設のシンボルとして展示される。
デキは大正時代に製造された電気機関車で、上信電鉄の貨物輸送などで活躍。「上州の シーラカンス」の愛称で親しまれた。13日未明に高崎駅から施設の建設現場までトレーラーに載せて運び、朝から設置作業が行われた。34.5トンの車体が2台のクレーン車でつり上げられ、展示場所に慎重に下ろされた。
下仁田小と下仁田中の児童生徒約170人が校外学習として見学に訪れた。下仁田小6年の内藤美羽さんはタブレット端末で作業風景を動画に収め、「珍しい車両が見られて貴重な体験ができた。施設ができるのが楽しみ」と笑顔を見せた。
施設は平屋建てで床面積460平方メートル。駅のホームを眺められる休憩所や観光情報を発信するデジタルサイネージを設ける。世界遺産の荒船風穴や周辺の飲食店への周遊を促す他、イベントを開くなどして町民が交流できる場とすることを目指している。総事業費は約2億9000万円。
岩崎正春町長は「成長して町を離れる子どもも多いと思うが、この光景を心に刻んでふるさとへの思いを強くしてもらいたい。観光誘客に加え、街中ににぎわいを生み出す施設にしたい」と話した。
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