アンコウでしゃぶしゃぶ 北茨城・斎藤商店 冷凍セット開発 骨から出汁、自慢の一品

茨城県北茨城市平潟町の水産加工業「斎藤商店」は、特産品のアンコウを使ったしゃぶしゃぶセットを販売している。アンコウを通年で気軽に食べてもらおうと、冷凍かつ1人前から楽しめるよう開発した。昆布に加えアンコウの骨を煮て抽出した自家製の出汁(だし)に身をくぐらせる自慢の一品で、斎藤朋弘社長(42)は「他にはまねできない味。アンコウの魅力を普及させたい」と力を込める。
商品開発は妻で常務の美子さん(42)が主導した。美子さんは自社のあんこう鍋セットの注文が旬の冬期に集中することに着目。季節を問わず地元の味を楽しんでもらえるよう、しゃぶしゃぶの開発に昨年8月から着手した。
開発に当たり、水産庁の補助事業「復興加工EC販路マッチング支援事業」に応募。採択され、補助金を活用しながら同年11月に完成させた。
新商品は「出汁が旨(うま)い。鮟鱇(あんこう)しゃぶしゃぶ」と銘打った。常磐沖で水揚げされたアンコウの身100グラムと出汁500ミリリットルにポン酢と紅葉おろしをそえた。沸騰した出汁に20秒ほどくぐらせると身が締まり、ふわっとしながらも弾力のある食感が楽しめる。
鍋には白菜や長ネギ、豆腐など好みの食材を入れる。〆(しめ)には雑炊やうどんがお薦めという。美子さんは「コラーゲンもたっぷりでうまみもある。アンコウ初心者にも食べやすい」と魅力を語る。
自社で加工から出荷まで一貫管理することで、品質が保たれるのも特徴。酢みそを付けて食べる「あんこう肝酢」を作る際に破棄されてしまう中骨を出汁に使うことで、食品ロスにも配慮した。
斎藤社長は「他にはないのでは」と自信をのぞかせ「新たな形でアンコウの魅力が発信できれば」と話した。
自社直売所でも販売を行う。価格は1620円。今後は自社サイトで販売する予定だ。直売所は火・土曜定休。
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