《釣り》大型メバル 衝撃ズドン 千葉・鴨川 大潮の磯場、「攻め」奏功

茨城新聞
2026年1月31日

干潮を迎える時に姿を現す磯場は、大型のメバルを狙うには絶好のポイントだ。滑りやすいのが難点だが、産卵時期は流れが少なく海藻が茂るエリアに寄ってくるのだ。今回は大型に狙いを絞り、房総半島の地磯で尺メバルに挑んだ。

選択したフィールドは千葉県鴨川市の地磯。同市付近の地磯は比較的足場の低いフラットな磯場が多く点在し、大潮の干潮になると広大なエリアが姿を現す。それが今回の狙うフィールド。水位も下がり、歩きやすいが常に海水に漬かっているので滑りやすい。転倒のリスクも増えるので釣行する際は十分注意してほしい。

大潮の今月3日、同行者と2人でのナイト釣行。装備を整え、同行者と足元に注意を配りながらポイントを見極める。まず見つけたのは海藻がまとまっているエリア。この時期のメバルは、産卵で流れの少ない穏やか海藻帯を求め接岸するのだ。

地磯の潜在的豊かさを示す尺メバル

それを踏まえて、私は地形チェックも含めジグヘッドにワームで狙うことに。タックルは7.9フィートのメバルざお、2000番リールにPE0.4、リーダー6ポンド、主ルアーはスネコン50を使用した。同行者は「攻め」の6センチプラグだ。

異なるアプローチで探ったが、その答えは早かった。やはり攻めた者は強い。開始3投でヒットのコール。同行者の落ち着いたファイトをうらやましく眺めていると、上がってきたのはいきなり良型29センチの本命だった。

磯のメバルは大きい。はやる気持ちを何とか抑え、同行者のアドバイスでゆっくり誘ってみせることを意識し、丁寧に海藻の切れ目を通していると、さおを握る手に「ズドン!」と衝撃が伝わる。私も同サイズ29センチをゲットし、その後も同じパターンで互いに数本をキャッチした。

時間がたつのは早い。潮の上げ返しも進み、雰囲気が出てきた。ここで攻めに転じるプラグを投入、やはり答えは早かった。海藻を抜けるあたりでステイするとひったくるようなバイト。さおに魚の重みを乗せた瞬間、手のひらにずっしりと重量を感じる。海藻に潜ろうとするパワーはすさまじい。

ハンドドラグとロッドコントロールで制圧し、獲物と待望のご対面。「でかい、尺はある」と確信して計測すると、32センチに迫る見事な尺メバルだった。すぐさまリリースして違う海藻帯にキャストすると、ルアーをなじませる最中にバイトが。「またでかいぞ!」。大型メバルの引きを堪能し、上がってきたのはジャスト30センチ。これが大潮時に姿を見せる地磯のポテンシャルか。

余韻に浸りたいが、潮が満ちてきたので納竿(のうかん)とした。帰路も含め余裕ある行動は重要だ。安全には十分気を付けながら、皆さんも地磯の尺メバルの引きを楽しんでほしい。(利根川ハイプレッシャーズ・中嶋俊介)