愛犬と群馬県内を旅行する「わん旅ぐんま」モニターツアー

温泉や自然が豊富な県の特色を生かし、日常を離れ心身を癒やす「リトリート」関連の事業を展開する群馬県は、その一環としてペットツーリズムを推進している。需要調査を踏まえ、愛犬と県内を旅行する「わん旅ぐんま」と称したモニターツアーを11月に初めて開催。
県が想定しているのは愛犬家の旅行需要。昨年度、関東圏で犬を飼う400人を対象にインターネットでアンケートを実施し、本県の観光イメージや重視する点、不満な点を独自に探った。 他の市場調査なども踏まえると、大半が一緒に旅行したいと思いつつ、行きづらさを抱えている現状が分かった。獣医師やペット関連の関係者らに聞き取りし、犬同伴の旅行の可能性を検討してきた。
11月のモニターツアーは1泊2日で行い、東京、千葉、神奈川3都県から飼い主11人と犬12匹が参加。「人目を気にせず楽しめた」「貴重な体験ができた」と好評だったという。
モニターツアーに協力したロックハート城(群馬県高山村)は、大小の犬が着られるドレスやタキシードを100着以上そろえる(1時間千円~)。1993年の開業以来初めて4月に施設内をリニューアル。ドッグラン設備や愛犬と食事ができる専用エリアを設けた。
アウトドアツアーを行うファンテイル(群馬県みなかみ町)もツアーに協力。20年以上前から犬同伴できるカヌー体験(高校生以上6500円など)とスノーシュー体験(同8千円など)を行う。愛犬との利用客は増えているといい、カヌーでは犬用の大小ライフジャケットを用意する。
草津温泉スキー場(群馬県草津町)は7月、場内に約1800平方メートルのドッグラン設備を新設した。10月には愛犬と過ごすイベントを開き、2700人と1千匹が参加。スキーシーズンの今月からは初めてゲレンデ内に犬と遊べるエリアを設ける。
北関東を感じる観光情報サイト 










