那須どうぶつ王国にビーバー新展示場が完成 北米の「生息環境を再現」一般公開へ
下野新聞
2025年7月14日

栃木県那須町大島の那須どうぶつ王国が整備を進めてきたアメリカビーバーの新展示場「ビーバースワンプ」が完成し10日、報道関係者に先行公開された。17日から一般公開される。
アメリカビーバーは後ろ足の水かきや平らなうろこ状の尾が特徴で、一日の多くを水中で過ごす。新展示場は約1200㎡の屋外スペースに、池の中央に木の枝で作った高さ約1.5m、直径約4mの「ロッジ」と呼ばれる住処を設けるなど北米の生息環境を再現した。
10日は雄の「ピボ」と雌の「ヤマブキ」2頭が姿を見せた。気持ち良さそうに池を泳いだり、陸上で毛づくろいをしたりする様子も見られた。
新展示場入り口には2024年3月、67歳で亡くなった佐藤哲也前園長を顕彰する記念レリーフも設置。18日に除幕式を行う。
飼育員の松田英和さん(46)は「生息環境を再現した展示場で、野生に近い行動をするビーバーを見てほしい」と呼びかけている。
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