《釣り》アメリカナマズ強い引き 霞ケ浦、護岸狙い目 60センチ良サイズに満足 茨城

茨城新聞
2025年7月17日

気温30度を超える日が続き夏本番の暑さ。釣れる魚の種類も増えて、いよいよさまざまな釣りを楽しめるようになってきた。今回紹介する霞ケ浦の外来魚、アメリカナマズもその一つ。日本で2番目の大きさを誇る利根川水系霞ケ浦のアメリカナマズは大きい個体で80センチにもなる。簡単に釣れることから霞ケ浦では人気のターゲットだ。

今回のポイントはキャスティング土浦店から車で約10分の茨城県土浦市沖宿町の湖岸。アメリカナマズはエビや小魚を捕食しているので、まずはそれらが集まりやすい護岸や水門付近を狙ってみるのがよい。

道具は3メートル前後の投げざお、またはルアーざお。ナイロンライン3号を約100メートル巻けるスピニングリール。釣行ではナイロンラインの4号を選んだ。

重りはナツメ重りの6~10号として、水深や水の流れをみて使い分けることにした。重りが流されなければ問題はない。

仕掛けは1本針のぶっこみ釣り仕掛け。針は丸セイゴの15号以上がよいだろう。小さい針でもかけることはできるが、すぐに曲がってしまうので大きめの針を使用する。餌はサバの切り身、ホタルイカを用意したが、最近は専用餌も出ている。

仕掛けの先に餌を付けたら、さおのしなりを利用して少し遠くに投げ込んでみよう。重りが着底したらリールを巻いて糸フケを取り、あとは待つだけ。さお立てに並べれば効率よく釣れる。さお先に鈴を付けておけば音でアタリが分かるので便利だ。

待つこと30分。鈴が鳴り、アタリを知らせてくれた。さおを軽く振り上げてアワセを入れる。リールを一定速度で巻き、慎重に魚を寄せる。手前まで来たら網ですくうか、小さければそのまま引き抜いてもよい。釣れたのは60センチほどのアメリカナマズ。おなかが膨らんでいる健康体だったので強い引きを楽しめた。

 

釣り場周辺、さお立てを使うと効率よく釣れる=土浦市沖宿町

アメリカナマズはアタリが続くことが多く、釣れる時合いが来ると一気に釣れる場合が多い。実際この日もアタリが続いたのだが、残念ながら餌だけ取られてしまい、追加はできなかったので釣果は1匹。しかし良いサイズを釣り上げられたので、まあ満足だ。

アメリカナマズのシーズンは春から秋だが、夏は数釣りが楽しめるもってこいのシーズン。家族やグループでも楽しめるのでぜひ一度チャレンジしてみてほしい。釣り方や釣れるポイントなどの情報や分からないことは、キャスティング土浦店スタッフに気軽にお声がけください。(キャスティング土浦店・中島和輝)