栃木県の“全国的にも珍しい道の駅”の近くに 花の名所として知られる市民の憩いの場

下野新聞
2025年6月22日

博物館が一体となった全国的にも珍しい道の駅那須野が原博物館(栃木県那須塩原市三島5丁目)から南西に1kmほどの距離にあるのが烏ケ森公園。那須野ケ原の開拓とゆかりが深い場所だ。

園内には標高297mの市史跡「烏ケ森の丘」がある。1879(明治12)年、後に総理大臣となる伊藤博文と松方正義が那須野ケ原視察のために訪れ、その6年後には那須疏水開削の起工式が丘の上で行われた。

その後、新たに烏森神社が祭られ、開拓に貢献した印南丈作をたたえる記念碑も建てられた。長年続いた開こん記念祭に代わり、今年4月には「なすの開墾まつり」が初開催された。

烏ケ森公園は桜やツツジなど花の名所としても知られる。これからの時季はアジサイが見頃を迎え、散策路沿いなどを色鮮やかに彩る。

【メモ】栃木県那須塩原市三区町636。入場無料。(問)那須塩原市都市公園管理事務所0287-36-6040。

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