陶のひな人形おもてなし 17店参加し「桃宴」 茨城・笠間
ひな祭りシーズンに合わせ、茨城県笠間市内の陶器を扱う店や飲食店が陶のひな人形を並べ観光客をもてなす催し「かさまの陶雛(びな)桃宴」(実行委主催、笠間観光協会など後援)が、市内の17店で繰り広げられている。イベントは3月3日まで。
早春の焼き物のまち笠間を散策しながら楽しんでもらうため、やまさき陶苑代表の山崎雅宏さん(72)ら有志が2001年から続けている企画で、今年で25回目。
陶の小径・ギャラリーロードと笠間稲荷門前を主なゾーンとして展開。昨年初めて参加した「道の駅かさま」(手越)が引き続きゲートウエーの役割を担うほか、笠間焼協同組合(笠間)、「わらび餅専門店門藤笠間店」(上市原)が新顔として加わる。
同道の駅のフードコートに雛壇飾りや笠間高生の作品展示を皮切りに、稲荷門前の「かさま歴史交流館井筒屋」(笠間)はつるし雛展を開催している。
関連イベントとして、2月16日は同道の駅で音楽演奏会「お雛様LIVE」(午後2時)を実施。窯元の製陶ふくだ(下市毛)では陶雛製作のワークショップも予約制で行われている。
第1回から実行委の代表を務める山崎さんは「陶芸のまちならではのひな祭りをと考えて始めたイベント。お店を巡り歩いて、自分の好みの陶雛を見つけてもらえたらうれしい」と来場を呼びかけている。
問い合わせは同観光協会(電)0296(72)9222。