ニッコウキスゲ雨に輝く 宇都宮・遺跡の広場
下野新聞
2017年5月11日
宇都宮市上欠町の「うつのみや遺跡の広場」に自生するニッコウキスゲが咲き始め、一面の緑の中、鮮やかな黄色の花が凛(りん)とたたずんでいる。
ニッコウキスゲは高原の草地などに咲くユリ科の多年草。朝開花し夕方にはしぼむ一日花として知られている。
縄文時代の集落跡「根古谷台(ねごやだい)遺跡」を整備した広場の西側斜面には約1万株が自生。広場を管理する西山文化財愛護会によると、花は三分咲き。同会の山口伊津子(やまぐちいつこ)さん(59)は「つぼみがいっぱい付いており、好天が続けば今週末には見頃になりそう」と話している。
10日は雨上がりの中、水滴をまとったニッコウキスゲが風に揺れ、来場者が涼しげな姿を楽しんでいた。14日には広場で「キスゲ祭り」が開かれる。
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