産地PR強化へ一丸 「こだますいかの日」制定
二十四節気の立夏を「こだますいかの日」とした、制定記念式典が26日、筑西市上星谷のJA北つくば協和支店で開かれた。全国有数の「こだますいか」産地である筑西、桜川両市の生産者をはじめ、須藤茂筑西市長、大塚秀喜桜川市長、JA北つくば国府田利夫組合長らが出席。認知度向上に向け、関係者が一丸となって、PRを強めていくことを誓った。
こだますいかは糖度が12~14度と高く、しゃりしゃりとした食感が特徴。「こだますいかの日」は、両市の産地を広くアピールし、初夏に出荷されるこだますいかの特性を知ってもらおうと、筑西、桜川両市、JA北つくば地域農業振興協議会が制定。2月に日本記念日協会から正式認定を受けた。通常のスイカより早い3月から出荷され、夏を先取りするイメージと、5月上旬に収穫盛期を迎えることから立夏を選んだ。今年は5月5日になる。
式典で同協議会長でもある須藤市長は「こだますいかの日は生産者の熱意から生まれた。生産者、JA、行政が一体となって成功を収めたい」とあいさつ。生産者を代表して、同JAこだま西瓜部会の大久保修一部会長が「生産者がいいものをちゃんとした生産量で出荷しないとならない。これから名実ともに日本一の産地と言われるように、ますます精進していきたい」と決意表明した。
記念日制定に当たり、両市や同JAはポスターやのぼりを作成。東京都内で試食販売会を行うなど、産地PRや販路拡大に取り組んでいく。
地図を開く | 近くのニュース |