俵を投げ上げ 住民に福分け 中之条引沼地区

上毛新聞
2017年1月18日

中之条町入山の引沼地区に伝わる小正月の伝統行事「おんべーや」が15日、地区内で行われた。
各地で開催されるどんどん焼きの一種。モミの木を切り出し、「おんべ」と呼ばれる大小二つのやぐらを作り、地元住民や中之条ビエンナーレに参加する作家らが七福神の格好をして地区内の住宅や施設を回り、威勢よく福分けの俵を投げるポーズを披露した。夕方にやぐらが点火され、燃え盛る中で、七福神に扮(ふん)した人は「おめでとう」と声を上げながら、俵を投げて会場を盛り上げた。
無病息災、家内安全、商売繁盛を願う行事で、地元だけでなく地区外からも多くの人が訪れ、山あいに古くから伝わる一風変わった風物詩に熱心にカメラのシャッターを切っていた。

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