古里の美しさ 銀幕で再発見 わたらせ映画祭9作品を上映 みどり

上毛新聞
2016年9月26日

桐生、みどり両市を舞台に自主制作で映画を撮影している「桐生ワイワイむ~びぃ部」の作品上映会「わたらせ映画祭」が24日、みどり市大間々町のながめ余興場で開かれた。大勢の観客がスクリーンを通して、地域の魅力に触れた。
上映されたのは、「そして妻になる」(53分)、「花魁(おいらん) 紺屋高尾異聞」(12分)など9本。いずれもメンバーが監督、出演、スタッフを分担し、ロケは桐生市の商店街や桐生が岡遊園地、みどり市の貴船神社などで行われた。
上映会は3回目だが、作品を通じて市民に地域の良さを再認識してもらおうと、今回は「わたらせ映画祭」と名付けた。地元を中心に集まった観客は、それぞれの物語と共に随所に登場する我が街の風景に見入った。
同団体は毎週火曜の夜に桐生市内で集まり、週末を中心に撮影している。会社員や学生、主婦ら約20人が常時活動し、誰でも参加できる。
代表の酒井ちひろさん(33)は「誰でも映画作りに参加でき、地元でも撮れるということを見てほしい」と話していた。

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