水戸市民会館、役割探る 都内、民間専門家と検討会
茨城新聞
2016年7月22日
水戸市泉町1丁目北地区に整備予定の新市民会館を巡って同市は21日、都内で同会館の具体的な利活用方法や情報提供の在り方を民間の専門家と議論する第1回検討会を開いた。「新市民会館の果たすべき役割と可能性」について、出席者からは、水戸発の文化の創造や情報発信体制の確立などを求める声が出た。
検討会には、市側から高橋靖市長と村田進洋市議会議長が参加。同市出身でグロービズ経営大学院の堀義人学長やテレビ番組、CMの効果分析をするエム・データの関根俊哉CEOら、メディア、舞台、広報など民間の専門家12人が委員などとして出席した。
高橋市長は「自由にアイデアを出してもらい、市民会館の具体的なイメージを発信したい」と話し、県内初の2千人規模ホールを使った事業や市内外へのPR方法の検討を求めた。
委員からは「練習室などを活用して市民主体の新しい文化が生まれるような工夫が必要だ」「集客が難しい平日にどれだけ利用してもらえるか検討すべき」「会館の情報発信ツールを持つことが地方イベントで重要だ」などの意見が出た。
検討会は本年度中に3回開かれ、来年3月に報告書をまとめる。
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