厳しい暑さの中、麻の収穫 鹿沼

下野新聞
2016年7月8日

 鹿沼市上永野地区で、麻の収穫作業が連日行われている。

 猛暑となった7日、同所、農業白沢義司(しらさわよしじ)さん(76)方では午前7時半ごろから家族らで作業を開始。約2アールの畑でコンバインを使って刈り取った後、葉をそぎ落とし長さ約2メートルにそろえて束ねた。

 これらは煮立った湯に通した後、4日間ビニールハウス内で乾燥させる。収穫作業は盆前までには終える予定。

 先月まで県あさ振興連絡協議会会長を務めた白沢さんは「今年は気象条件に恵まれ、どの農家の麻も大変良いものになっている。数十年に一度の出来栄え」と話した。

 同市農政課によると、県内16軒の麻農家のうち市内が14軒。収穫用麻畑の面積は県内612アールのうち、市内が574アールを占めるという。

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