オール館林邑楽の酒を 米栽培から醸造まで
上毛新聞
2016年6月20日
ㅤ米栽培から醸造まで館林邑楽産にこだわった地酒を造って売り出そうと、地元有志による取り組みが始まった。本県オリジナルの酒米「舞風(まいかぜ)」を使い、来春に一升瓶約1500本分の吟醸酒が誕生する。
ㅤ日本酒造りは、館林市本町の文房具店社長で国内外に販路を持つ三田英彦さん(52)が企画した。同市仲町の分福酒造社長、毛塚征幸さん(54)と同市赤生田町の農業、茂木正美さん(58)に呼び掛けて始まった。
ㅤ今月上旬、茂木さんが所有する板倉町籾谷の水田3千平方メートルで田植えを行った。田植え機で苗を植えた後、人力での田植えセレモニーを開いた。秋に収穫し、分福酒造で醸造する。
ㅤ三田さんは「地元ブランドとして日本酒を売り出すことで、館林邑楽の地域づくりにつなげたい」と意欲を語った。