豊かな表情 絹布で表現 高崎・絹の里で寿三郎人形展
上毛新聞
2016年6月16日
県立日本絹の里の企画展「人形まんだら時代絵巻~寿三郎人形・辻村寿和コレクション展~」が7月11日まで、高崎市金古町の同館で開かれている=写真。着物の古布を使った人形を手掛ける人形師、辻村寿三郎さんの作品142点を紹介している。
辻村さんが人形美術を担当したNHKテレビ人形劇「新八犬伝」の人形をはじめ、戦国時代に活躍した女性がモデルの「花の宴」シリーズ、12星座を擬人化した個性的な作品など、幅広いジャンルの人形を楽しめる。
人形の衣装は絹布で、肌をちりめん、髪を絹糸で表現した。豊かな表情や衣装の隅々に施された装飾、緻密な刺しゅうに来場者が見入っていた。
火曜休館。問い合わせは同館(☎027・360・6300)へ。
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