海舟揮毫の額展示 利根町役場 鑑定番組で本物

茨城新聞
2015年11月25日

 利根町は25日から、幕末から明治時代にかけて活躍した政治家・勝海舟が揮毫(きごう)した木製の額を町役場で展示する。額には2008年3月に廃校となった町立東文間小学校(旧東文間尋常小学校)の校名が記されており、長く海舟の作として同校に飾られていたが、今年テレビの鑑定番組で本物と鑑定され、100年以上の時を経て再び日の目を見ることになった。

 額は海舟の書を元にケヤキを彫ったもので縦44センチ、横151センチ。「東文間学校」と大きく描かれている。校名の脇には1891(明治24)年の秋を示す「辛卯仲秋(かのとうちゅうしゅう)」の文字と「海舟」の署名が記されている。

 同町生涯学習課の坂田重雄課長は、額の由来について、「海舟の知人に片岡伝右衛門がおり、その子孫が利根町に住んでいたことから片岡が揮毫を依頼したのではないか」と説明した。額は廃校まで玄関近くに飾られており、その後は町が保管していた。

 町は今年町制60周年を迎えたことから、記念事業の一環としてテレビ局の鑑定番組誘致を企画。町内外からの鑑定品を募集したほか、町からも絵画や額などを出品した。これまで海舟の額は本物かどうか定かでなかった。

 額は来年3月末まで、同町役場1階のイベントホールに展示される。番組で海舟の作は予想を上回る価格になったといい、坂田課長は「本物だとは思っていたが、これではっきりした。町の宝が一つ増えた」と語った。

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