真っ赤に色づく秋の味 矢板の農家 収穫本格化

下野新聞
2018年10月17日

 県内有数のリンゴ生産量を誇る矢板市内で、リンゴの収穫が本格化している。市内には20軒ほどの農家があり、色づいた秋の味覚が木を彩っている。

 市北西部の長井地区は農家が軒を連ねる“リンゴ団地”として知られる。真っ赤な実の付いた木が道沿いに並ぶ景色は、秋の風物詩になっている。

 同市長井、加藤農園では16日、加藤博樹(かとうひろき)代表(42)が「陽光」を収穫した。「夏前の雨量が少なかったけど、実にはいい甘みがある」と加藤代表。1個ずつ手でもぎ取り、手際よくカゴに収めていった。

 市内の農家は、基本的に各園の直売所で販売。中にはジュースやジャムなどの加工品も並ぶほか、リンゴ狩りができる農園もある。