大間々工場を大改修 伝統の仕込みと最新設備 しょうゆ醸造の岡直三郎商店

上毛新聞
2017年1月20日

老舗しょうゆ醸造の岡直三郎商店(東京都町田市、岡資治社長)は、大間々工場(みどり市大間々町)の改修工事を進めている。仕込み蔵などの大規模な改修は大正期以来、およそ100年ぶり。しょうゆを木おけで仕込む伝統は守りつつ、最新設備の導入や衛生面の改善を図る。3月に本格稼働する予定。

同社は1787年に大間々町で創業。大間々工場が唯一の生産拠点だが、建物や機械の老朽化が進んだため、2015年11月に改修に着手した。
明治期に建てられた蔵2棟を取り壊し、跡地に鉄骨一部2階建ての工場を新設した。敷地面積は約750平方メートル。新工場は先月から試験稼働している。
昭和初期から使っていた旧式の設備を更新し、麹(こうじ)を造る最新の機械、小瓶に対応可能な充塡(じゅうてん)設備などを導入した。工場の担当者は「これまで職人の勘を頼って生産していたのが、ある程度自動化された」と説明する。
ドレッシングや焼き肉のたれなどの調味料を製造する設備も増強。今後はしょうゆだけでなく、食品メーカーとして多彩な商品の展開を目指す。
このほか、木おけが並ぶ仕込み蔵2棟を改修している。大正期の「東蔵」は、こうじ菌が付いた天井の梁(はり)などはそのまま残し、壁面や床張りを一新し、配管も新しくした。工場見学を受け入れている「見学蔵」は屋根のふき替え工事を行っている。
同工場では12年に蔵造りの店舗も改修。工場見学は人気があり、年間約4500人が訪れている。

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