人力車を観光資源に 「車夫見習い」公募へ 潮来市と商工会

茨城新聞
2016年6月26日

潮来市と市商工会は、観光客を乗せて市内を走る人力車の車夫と創業者の募集を始める。開催中の「水郷潮来あやめまつり」(26日まで)で、嫁入り舟の演出として今年初めて導入した人力車が好評を博していることから、まつり終了後も観光資源として継続したい考えだ。市産業観光課は「潮来を人力車が走るまちにしたい。和風モダンなテイストと水郷とを合わせて観光地としての魅力を高めたい」と話す。
 嫁入り舟に乗る〝潮来花嫁さん〟の人力車による送迎は、情緒あふれる水郷のまちとまつりに、さらなる風情を与えている。ルートは水郷旧家「磯山邸」から水郷潮来あやめ園まで。さらに舟の終着点からも花婿を乗せて走る。アヤメが咲き誇る同園や手こぎのろ舟が行き交う前川を眺めながら、歴史ある潮来の街並みの中をさっそうと走り抜ける。
 同市ではこれまで、あやめまつり開催期間以外の観光客が少ないのが課題だった。しかし、市内には前川や北利根川の流れる風情ある水郷風景が広がり、徳川光圀ゆかりの長勝寺や、迫力ある山車が出る夏の「潮来祇園祭礼」などアヤメ以外の観光資源も多く、将来的に通年で楽しめる周遊ルートを検討していく。
 車夫見習いの公募開始は8月を予定し、9月には養成塾を開講する。同塾卒業後、創業の意欲がある人は市商工会による創業塾を受講する運びとなっている。車夫の募集開始日や詳細は未定だが、決まり次第、広報誌やホームページなどで発表する。
 市産業観光課は「地元から募って、生業としてやっていけるような形でサポートしたい」と話している。

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