虹の絵に思い託す 自閉症アーティストの萩原さん(群馬・渋川市)が初個展 12日まで前橋市

上毛新聞
2026年6月6日

自閉症アーティストとして活動する萩原千稀(かずき)さん(22)=群馬県渋川市=の初めての個展「きょうの虹 何色」が1日、群馬県前橋市古市町の多目的複合施設「JOMOスクエア」で始まり、色鮮やかな作品が会場を彩っている。12日まで。

萩原さんは自閉スペクトラム症と診断され、 10歳ごろから本格的に制作を始めた。障害の特性で、言葉で意思表示をすることが苦手だが、ペンや絵の具を使って虹の絵を描くことで自身の思いや考えを表現している。

個展では、これまでに描きためた作品約50点を紹介。会期中は不定期で作品を入れ替えたり、来場者が選んだお気に入りの作品を並べたりするコーナーを設けるなど、ユニークな取り組みにも挑戦する。

弟の知也さん(19)は配色や塗り方に注目して鑑賞してほしいとし、「自分の好きな1枚を見つけて、楽しみながら作者の制作意図を考えてもらえたらうれしい」と来場を呼びかけている。

午前10時~午後5時。土、日曜休館。会期中の月、水、金曜は千稀さんが来場し、ライブペインティングを行う予定。