「バッハ」テーマに原点回帰 8月開催の草津音楽アカデミー 群馬・草津町などで21公演、県外で新プログラムも

上毛新聞
2026年6月2日

群馬県草津町などを舞台に8月17~31日に開かれる「第46回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバル」(群馬草津国際音楽協会、草津町主催)の概要が27日、発表された。テーマは「Bach is Cool バッハと涼もう」。第1回のテーマだったバッハを取り上げ、原点に立ち返る。県外の会場で初めて行う新プログラムも始動する。

音楽祭は若手音楽家育成の役割を担い、国内外の受講生約70人が参加。レッスンや演奏を通じて学びと実践の場を提供する。

今回はバッハを 軸に、影響を受けたり同時代に活躍したりした作曲家による楽曲を取り上げる。「音楽の父」と呼ばれたバッハが確立させたクラシック音楽の基礎を掘り下げる。

期間中は21公演を開く。室内楽のプログラムでは多彩なアーティストの競演が楽しめる。群馬交響楽団や音楽祭のために公募した合唱団が参加する各オーケストラ公演もある。気軽に楽しめる「森の音楽会」や温泉施設での「湯上がりコンサート」を開くなど来場者層の拡大を図る。

プログラムの一つとして、アーティスティック・アドバイザーに就任したミヒャエル・ヘフリガーさんが命名した「スリーマウンテンプロジェクト」を開始する。草津町の「白根」、高崎市の「榛名」、長野県軽井沢町の「浅間」の三名山を音楽でつなぐ思いを込め、初開催の草津町を含む計3カ所で演奏会を開く。草津で培った音楽を外へ広げる試みとして注目される。

昨年から新体制となり、プログラムは有識者とアーティストで練り込み、アカデミーはより充実した内容を提供できるよう検討を重ねる。竹林幸事務局長は「盛りだくさんな音楽祭を準備しているのでぜひ訪れてほしい」と話している。

チケット販売は6月1日から。公演の問い合わせは事務局(☎03-5790-5561)へ。