業務DXで再び年中無休に 群馬・高崎市のゴルフ練習場、早朝や夜間の無人化も検討

上毛新聞
2026年5月27日

ゴルフ練習場のエバーグリーンゴルフレンジ(群馬県高崎市島野町、旧ニューサンピアゴルフ練習場)は、人手不足の打開策として業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)化を進めている。利用客の受付をセルフ式にしたり、打席に最新端末を導入したりして業務を効率化。最小限の人員での運営を可能にし、早ければ 7月上旬に年中無休営業の再開を見込む。将来的に早朝や夜間の無人営業も検討する。

利用時の受付はこれまで従業員が対面で行っていたが、4月下旬に導入した専用端末でセルフ式に改めた。現金のみだった支払い方法もクレジットカードや各種QRコード決済に対応するようにした。

各打席に設置するティーアップシステムは、ミリ単位で高さ調整が可能な最新式に更新した。練習場は全34打席。打席脇のモニターに残りの球数が表示され、練習を終える際はボタン操作だけでチェックアウトできる。これまで従業員を呼ぶ必要があった打席の移動も端末操作だけで済むようになった。

DX化は利用者の利便性を高めるとともにスタッフの負担を減らす狙い。練習場の従業員はパートを含め10人で、人手不足を理由に2024年12月から毎週月曜を休業していた。自動ドアの管理も自動化し、無休営業をおよそ1年半ぶりに再開する見込みだ。

練習場は関越道高崎インターチェンジ近くに立地。ホテル・スポーツ施設の「ニューサンピア」の一部だったが、ニューサンピアの営業終了に伴い、2022年4月に給食・配食事業を手がけるパレット(高崎市宿大類町、猪熊佑介社長)が引き継いだ。

若者や女性にも客層を広げようと公式キャラクターを活用したソフト面の発信にも力を入れる。同社は「DX化で人手不足を解決し、少人数でも運営を続けられるゴルフ場のモデルを目指す」としている。