敗戦直後 友人への書状 終戦時の首相・鈴木貫太郎 群馬県立文書館
上毛新聞
2025年10月26日

太平洋戦争終戦時の首相で子ども時代を前橋市で過ごした鈴木貫太郎(1868~1948年)が、敗戦直後に友人へ宛てた書状を紹介する展示会が30日まで、同市の県立文書館で開かれている。
鈴木は桃井小を卒業後、利根川学校(現在の前橋高)に入学した。45年4月、第42代内閣総理大臣に就任した鈴木は同年8月15日に、日本の降伏を阻止しようとした国粋主義者たちによって首相官邸や私邸で襲撃された。
展示する書状は、襲撃後に利根川学校の同級生である斎藤熊雄が慰問してくれたことへの礼状で、襲撃の状況を説明する。戦況についても「今般未曽有の国難に当り、微力の為万策尽きて降伏の止を得さるに至り」などと書き、末尾に「昭和二十年九月二十二日」と記す。
午前9時~午後5時。27日は休館。問い合わせは同館(☎027-221-2346)へ。(干川和奏)
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