栃木県立美術館の最多来場者数を46年ぶり更新 “見たことがない”話題の企画展が閉幕

下野新聞
2025年9月8日

栃木県立美術館(栃木県宇都宮市桜4丁目)で開催された、ポスト印象派を代表する画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~90年)の絵画を映像化したデジタルファインアート展「親愛なる友フィンセント 動くゴッホ展」が7日、閉幕した。

栃木県立美術館の企画展で46年ぶりに最多来場者数を更新した中、最終盤の6日は会期中最高となる2400人超が訪れ、映像作品を楽しんだ。

動くゴッホ展は花が風に揺れる「ひまわり」など、最大高さ4mの大型作品が並ぶ。6月の開幕以来、人気を博し、来場者数は今月4日に5万人を突破。6日には約5万4000人となった。

6日は午前9時半の開館前から行列ができ、駐車場はすぐ満車に。自由に撮影できる会場内では、子どもからお年寄りまでがスマートフォンを片手に作品を鑑賞していた。

宮城県仙台市から家族旅行で立ち寄ったという来館者は「開館時間に来たが駐車場がいっぱいで驚いた。絵に動きがある作品は見たことがなく、楽しかった」と話した。

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